きんこんのブービームービー

映画をこよなく愛するきんこんが鑑賞した映画をズラズラっと紹介していく映画ブログ

グレイテスト・ショーマン

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レ・ミゼラブル」でも華麗な歌声を披露したヒュー・ジャックマンの主演で、「地上でもっとも偉大なショーマン」と呼ばれた19世紀アメリカの実在の興行師P・T・バーナムの半生を描いたミュージカル。劇中で歌われるミュージカルナンバーを、「ラ・ラ・ランド」も手がけたベンジ・パセック&ジャスティン・ポールが担当した。貧しい家に生まれ育ち、幼なじみの名家の令嬢チャリティと結婚したフィニアス。妻子を幸せにするため努力と挑戦を重ねるフィニアスはやがて、さまざまな個性をもちながらも日陰に生きてきた人々を集めた誰も見たことがないショーを作り上げ、大きな成功をつかむ。しかし、そんな彼の進む先には大きな波乱が待ち受けていた。主人公P・T・バーナムことフィニアス・テイラー・バーナムをジャックマンが演じ、バーナムのビジネスパートナーとなるフィリップ・カーライル役を「ハイスクール・ミュージカル」「ヘアスプレー」のザック・エフロン、バーナムの妻チャリティを「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のミシェル・ウィリアムズが演じる。
(映画・com より)

実はワタクシ、この映画の公開を非常に楽しみにしておりまして公開直後にまず鑑賞。
そして早くも二回目を鑑賞し、この映画の素晴らしさをより多くの人に知ってもらいたいと感じているまさに今なのであります!

というのも半年前から予告編を目にする度に流れる映像と音楽。
久しぶりにオーラのある作品である事をひしひしと感じていたのです。
ラ・ラ・ランド』の製作スタッフ再集結というコピーに胸が躍らないわけがありません。(実際は音楽面で再集結なのですが)

まず、本作の冒頭が素晴らしい!
予告編で度々目にした壮大な音楽と映像美。
本作最大のハイライトを冒頭に持ち込む大胆な演出。
そういえば『ラ・ラ・ランド』での渋滞するハイウェイで歌い踊るシーンも掴みに持ってきてましたね。
ただ正直言って『ラ・ラ・ランド』を初めに見た時って冒頭のシーンの印象が強すぎて後になればなるほど冷めてしまったんですよね、結果的に二回見て初めて良さを実感した映画でしたから。
しかし、本作はと言うと冒頭のシーンだけに止まらずその他にも見所がふんだんに盛り込まれており終始飽きさせない作りは見事でした!


とりわけバーカウンターでビジネスパートナーにすべくフィリップを説得するシーン。
酒場で口説き落とすなら小難しい言葉を並べて交渉をすればいいのです。
しかし、本作ではそれすらもミュージカルシーンとして取り込んでしまう。
あそこまで小気味良いお金の話しなんてそうそう見れませんよ(笑)

また、劇場を立ち上げた当初娘と一緒に町中でビラを撒いたり町の掲示板の様な場所にチラシをトンカチで打ち込むシーン。
チラシをトントンと打ち込むだけなのにそこもまたリズミカル。
思わず足でリズムを刻みたくなる様な演出には思わずニヤリとします。

映像的な部分ではバーナムがショーを成功させた後、オペラ歌手の女性に見いられ彼女の公演に入れ込む様になるのですが、同時にこれまでの彼を支えた家族やショーのメンバーとの距離が生まれます。
そこで流れる効果的な場面として拍手喝采を浴びるオペラのステージ、バーナムが抜け興行的に失敗するショーそして罵声を浴びせられるショーのメンバー達、娘が立つバレエの舞台を対比させるかの様に挿入した演出は印象深かったですね。


さて、本作のストーリー的には『シング/SING 』更に深い部分では『ズートピア』を感じさせます。
まず、ショービジネスでの成功を夢見ながら奮闘する支配人としてヒュー・ジャックマン演じるP.T.バーナムなる人物が奇抜なショーを展開します。
『シング/SING 』で言えば劇場再興を目指し歌のコンテストを開催するコアラのバスター・ムーンと相通ずるものがあります。
更に両名とも成功を夢見るピュアな面を持つ一方、成功の為なら時にはあざとくもなる性格。
このP.T. バーナムなんかは後半ショーで当てた後にそんな内面が如実に描かれていてリアルさを感じました。
でもその方がらしいんですよね。ショービジネスでの成功なんて綺麗事ばかりじゃないんですから。
また、一方でショーに登場する演者達も個性の塊の様な連中でして実社会では決して満足な生活が送れていない面々がアイデンティティーを確立させる為に自己表現をする。
彼らが興行主であるバーナムから距離を置かれた時、歌唱し踊った『This Is Me 』を見た時、少なからず胸を打たれそして涙すら流れそうになりました。
そしてこの彼ら。誰もが特異な体型や肌の色をしているので迫害を受けます。
それこそまさに『ズートピア』ですね。
マイノリティな存在に対しての差別をテーマに強く訴えかけるメッセージ性の強い作品となっていました。
彼らが存在意義を見出だし輝ける場所。
それがステージの上だったのですね。

気にならない点がないかといえば嘘になります。
しかし、それすらも凌駕するダイナミックな作風に感嘆する他ありませんでした!
いや~、今年に入ってからの映画はホント名作揃いだわ(笑)

春の到来を前に映画シーンに強い存在感を放つ『グレイテストショーマン』。
はっきり言って劇場で見なければ損します!
これはホンマでっせ~!