きんこんのシネマ放談

映画をこよなく愛するきんこんが鑑賞した映画をズラズラっと紹介していく映画ブログ

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー

世界的人気の任天堂のアクションゲーム「スーパーマリオ」シリーズを、「怪盗グルー」「ミニオンズ」「SING シング」シリーズなどのヒット作を手がけるイルミネーション・スタジオと任天堂が共同でアニメーション映画化。イルミネーション創業者で「怪盗グルー」シリーズなどを送り出してきたプロデューサーのクリス・メレダンドリと、マリオの生みの親でもある任天堂宮本茂が製作に名を連ねる。
ニューヨークで配管工を営む双子の兄弟マリオとルイージが、謎の土管を通じて魔法に満ちた世界に迷い込む。はなればなれになってしまった兄弟は、絆の力で世界の危機に立ち向かう。マリオとルイージに加え、ピーチ姫、クッパキノピオドンキーコングヨッシーなど原作ゲームシリーズでおなじみのキャラクターが多数登場する。
監督は「ティーン・タイタンズGO! トゥ・ザ・ムービー」でタッグを組んだアーロン・ホーバスとマイケル・ジェレニック、脚本は「ミニオンズ フィーバー」のマシュー・フォーゲル。オリジナル版の声の出演には、マリオにクリス・プラット、ピーチ姫にアニヤ・テイラー=ジョイ、ルイージチャーリー・デイクッパジャック・ブラックら。日本語版ではマリオを宮野真守、ピーチ姫を志田有彩ルイージ畠中祐クッパ三宅健太キノピオ関智一が務める。(映画・com)

日本が生んだスーパーヒーロー・マリオ。僕も子供の頃によくファミコンで遊びました。そんなマリオが映画になるという事で僕は公開前から非常に楽しみにしておりました。

日本での公開前の海外での動き。4月5日に北米で公開され、5日間での全世界での興行収入が日本円にして500億円。2019年の『アナと雪の女王』を抜いてアニメーション映画のオープニングとして歴代新記録。日本生まれのコンテンツとしても歴代最高。イルミネーション作品としても歴代最高と記録ずくめのメガヒット。

そして本国日本でも遂に4月28日に公開。初動記録もとてつもなく日本国内の興行収入100億円超えも確実視されている状況です。

そんな『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』。公開週明けて5月1日のファーストデイ。期待を胸にMOVIX日吉津にて鑑賞して参りました。

まず見て驚いたのはグラフィックの美しさ。これはイルミネーションスタジオ製作ですから当然なのでしょうが、立体的なCGで見るマリオやルイージにピーチ姫等等とにかく新鮮。色彩豊かなキノコ王国だって目にも楽しい正に見るアトラクションだと感じました。また、見せ方だって工夫が施されていてマリオらしい横スクロールのゲームさながらの写し方が懐かしくそして楽しい!まるで実際に自分がゲームの世界に飛び込んだ様な気持ちになるし、ともすればありもしないエアーのゲームコントローラーを気付けば指で動かしていたりする。

マリオのゲームで遊んだ事がある人の多くが共感するのではないでしょうか?

また、マリオやルイージをゲームのキャラクターとして見ている人にはこの兄弟のバックボーン等も知る事になりそこの驚きもあるかもしれません。

ゲーム内で大活躍するマリオとルイージの兄弟。ストーリー上では配管工をやってるんだけどうだつの上がらない兄弟として町では悪い意味で有名。父親からも常に呆れられ、将来を心配されていたりする。あんなに強い兄弟なのに現実世界では冴えない二人なんですね。

で、そんな兄弟がどんないきさつでゲームでお馴染みのキノコ王国に迷い込みピーチ姫と出会い、クッパと戦うのかがしっかり描かれてるし、更にはゲームで謎の多かった点。例えば何故マリオはキノコを食べると大きくなるのか?とかワープする土管の謎等も明らかにされる。この辺り、僕は興味深く見ておりました。だって子供の頃から気になってたもん。

更に楽しいのがカートレースのシーン。そうマリオカート要素もあるんですよ。ここにはドンキーコングも加わり白熱のマリオカートが展開される!なかなかの胸熱っぷりですよ!

また、各キャラクターも個性豊かでしたね!とにかく可愛いキノピオクッパの非道な大魔王っぷり。ノコノコやクリボーももちろん居る。そして兼ねてから注目していたピーチ姫ですよ!

カートレースでは颯爽とバイクにまたがり疾走するし武器を手に勇ましい姿も見せる。キノコ王国に来たマリオにアトラクション要素たっぷりの王国でのアクションを伝授したのも彼女だし、何ならマリオより強いんじゃないの?と思うくらいです。かつての『スーパーマリオブラザーズファミコン版では大魔王クッパに囚われたお姫様というイメージでしたが、ここは時代に合わせたのかな?…なんて思っていたら実は85年に発売されたファミコン版『スーパーマリオブラザーズ』の構想段階ではこの映画の様なアクティブなイメージだったとか。色んないきさつがありよく知られるところのファミコン版のピーチ姫になったとか?だから映画でのピーチ姫は元々イメージされていたピーチ姫そのものだという事ですね。

また、音楽面にも感動がありました!それはファミコンの『スーパーマリオブラザーズ』のゲーム音楽がオーケストラアレンジに生まれ変わり、その場面その場面で流れるところですね。フィールドはもちろん土管の中に海のシーン。それぞれに往年の『スーパーマリオ』の名曲が使われている辺りに「わかってるな〜」と思ったし、イルミネーション作品らしく?既存のポップソングも起用されていたりする。それも80'sのヒット曲という辺りは『スーパーマリオブラザーズ』の年代に合わせたのかな?なんて事も思ったり。

ところで今作ではマリオワールドではお馴染みのあのキャラクターが登場しません。当たり前の様に出るものだとばかり思っていたから不思議に思っていたらエンドロール後にそのキャラクター登場を示唆する場面が用意されている。つまりは続編製作が期待出来るという事なんですね。まぁ、これだけ大ヒットしたら当然続編への期待は高まるでしょうからそこは流石イルミネーションですね。ミニオンズに続くドル箱コンテンツは日本産の髭の兄弟だったとは?早くも大変楽しみです!

という事でマリオやルイージと一緒に映画館で冒険をしよう!ワクワクが止まらないそんな時間が流れる事は間違いない!

自信を持ってオススメします!