きんこんのシネマ放談

映画をこよなく愛するきんこんが鑑賞した映画をズラズラっと紹介していく映画ブログ

ドラゴンボール超 スーパーヒーロー

鳥山明による大ヒット漫画「ドラゴンボール」を原作とする劇場版アニメ。2015~18年に放送されたテレビシリーズ「ドラゴンボール超(スーパー)」の映画化第2弾で、2018年公開の前作「ドラゴンボール超 ブロリー」同様に、今作でも原作者の鳥山が脚本やキャラクターデザインを担当した。かつて孫悟空によって壊滅させられた悪の組織「レッドリボン軍」の意志を継ぐ者たちが現れ、新たに最強の人造人間ガンマ1号、2号を生み出す。彼らは自らを「スーパーヒーロー」と名乗り、ピッコロや悟飯たちを襲い始める。ガンマ1号と2号の声を、神谷浩史宮野真守という人気声優がそれぞれ担当。そのほかにも新生レッドリボン軍の天才科学者Dr.ヘド役を演じる入野自由や、ボルケーノ太田、竹内良太らが出演。監督は前作「ドラゴンボール超 ブロリー」でも3Dパートの制作などに参加した児玉徹郎。(映画・comより)

このところ、例年の6月では考えられない様なヒット作や大作が続きますが、今回はコチラ!『ドラゴンボール超』の最新作です。

さて、いきなり私事から入るのですが、『ドラゴンボール』はどストライクな世代でして、子供の頃は毎週水曜日に放送されてたアニメと『週刊少年ジャンプ』での連載が楽しみでした!その中での自分的な推しキャラがいましてそれがピッコロだったんですよ。元々は悪役として登場。滅法強くて悟空を苦しめつつも、その後は悟飯の師匠的役割を果たし悟空達とも共闘。で、元敵キャラから仲間になる位置付けで言えばヤムチャ天津飯の様に強さのインフラ状態から気付けばフェードアウトし、地味な存在になるかと思いきや今でもメインどころとして登場する。キャラクターとして魅力的だし、カッコいいんですよね!ドラゴンボールごっこなる遊びで皆が悟空やベジータを選んでいたのに、ピッコロ役を買って出てた小五の頃の俺のセンスは間違ってなかったね(笑)

で、本作なんですがそのピッコロそして悟飯がメインなんですよね。逆に悟空とベジータは今回控え目なので悟飯・ベジータ推しの人には物足りないかもしれないです。

ただ、本作てはあのレッドリボン軍が復活!冒頭ではそのレッドリボン軍を紹介するくだりが登場!ここでは何と86年の『ドラゴンボール』の映像が使用されてるんですよ。子供時代の悟空ですね!リアルタイムで見ていた身としてはこの映像だけでアガりますよ!特に僕なんかは『ドラゴンボール』シリーズだと何だかんだで悟空の子供時代が一番好きですからね。懐かしさがたまりませんでした。

で、その悟空子供時代を知ってる人であればレッドリボン軍は悟空によって全滅したのでは?レッド総帥出るの?ブラック大佐も?メタリック軍曹も?とキリがないですが(笑)まぁ、その辺りは実際に見て頂きましょう。更にその当時に登場した人造人間ハッチャンとは違う人造人間も出てきます。

更に言えば今回はそれこそ初期の『ドラゴンボール』さながらのギャグも多めなんですよ。ブルマによる神龍の願い事なんかはそれこそウーロンのギャルのパンティほしいに匹敵するものでしたし、何故かピッコロがぬいぐるみ好きキャラにされてたし、いやそもそも本来そんなキャラじゃないのに今回はやけにピッコロがコメディリリーフ的役割を果たしてたぞ(笑)

そして今回のメインの一人である悟飯ですよ。すっかりスーパーサイヤ人になる事なくつまりバトルをする機会もなく、平穏に暮らしていたんですよ。ピッコロはそんな悟飯にやきもきしつつも、悟飯の娘パンに稽古をつける毎日。しかし、あるきっかけを契機にスーパーサイヤ人としての悟飯が蘇るのですが、やはりバトルモードになると圧倒的な映像表現で食い入る様に見ましたね!特にあのピッコロの必殺技を悟飯が放つ辺りなんかはドラゴンボール映画の真骨頂でもあるかなと思いました。

さて、このバトルシーンは大変見応えがあるものでしたが、そもそも彼らは何を動機に戦うを見て頂きたいところです。ピッコロにはピッコロの、敵キャラには敵キャラのとそれぞれの動機があるわけですが、悟飯ですよ!今や父親でもある孫悟飯は娘の事となると人が変わる。数々の熱いバトルを見せてくれた悟飯だって人の親なんですよね。憤怒にかられるエネルギーの描かれ方なんかは子を持つ親御さんには共感を呼びそうかななんて思いました。

今回はピッコロと悟飯という師弟コンビをメインに据えた内容でしたが、ラストまで気になっていた事があるんです。それは…でも結局悟空がおいしいトコ持ってくんじゃないの?

その辺もうまくピッコロと悟飯のカッコいいトコロを写しながら綺麗に落とし前つけてましたよ。改めてこの二人は最高の師弟であり、バディーだななんて。そして悟天とトランクスもフュージョン決めてくれてましたよ!

本作のタイトルは『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』でしたが、個人的にはその後にfeat.ピッコロ&悟飯と付けたかったですね。

アツイ内容でした。

オススメです!