きんこんのシネマ放談

映画をこよなく愛するきんこんが鑑賞した映画をズラズラっと紹介していく映画ブログ

ゴーストバスターズ/アフター・ライフ

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幽霊退治に挑む冴えない科学者たちの奮闘をユーモラスに描き、1980年代に世界的ブームを巻き起こした「ゴーストバスターズ」「ゴーストバスターズ2」の続編。前2作の監督アイバン・ライトマンの息子で、「JUNO ジュノ」などで知られるジェイソン・ライトマンがメガホンをとり、ゴーストバスターズのメンバーの孫娘の活躍を描く。少女フィービーは母や兄とともに、祖父が遺した田舎の古い屋敷に引っ越して来る。この街では30年間にわたり、原因不明の地震が頻発していた。ある日フィービーは地下研究室でハイテク装備の数々を発見し、祖父がかつてニューヨークを救ったゴーストバスターズの一員だったことを知る。そんな中、フィービーは床下にあった装置「ゴーストトラップ」を誤って開封してしまう。すると不気味な緑色の光が解き放たれ、さらなる異変が街を襲いはじめる。フィービーを「gifted ギフテッド」のマッケンナ・グレイス、兄を「IT イット」シリーズのフィン・ウルフハードが演じる(映画・comより)

この所続く80年代や90年代に大ヒットした映画のリメイクや続編。ビッグタイトルだけに往年の映画ファンを取り込み易いとか狙いはあるのでしょうが、逆説的に言えば新たなシリーズ作を生み出しにくいのかなというのも危惧したり。何だかんだでヒットするのはMCU等のアメコミ系だったり…なんて事も考えます。

ただ、今回に関しては鑑賞前からかなり期待値は高かったですよ。というのも何を隠そう私、子供の頃はあまり映画を見なかったんですね。だけどこの『ゴーストバスターズ』と『インディジョーンズ』は好きだったんですよ。洋画であってもストーリーは至ってシンプル。何よりマシュマロマンが可愛かったのがポイントかもしれません。ファミコンのソフトもあったもんね、内容は全く覚えてないけど(笑)

さて、30数年振りに帰ってきた『ゴーストバスターズ』。子供の頃見ていたとは言え、内容がうろ覚えだっりするもので、ならばと本作鑑賞前に過去作をチェック。アマプラで『ゴーストバスターズ』(1984)、『ゴーストバスターズ2』(1989)をまとめて視聴の上、劇場へ。尚、2016年には女性版の『ゴーストバスターズ』というリブートがありますが、そちらは本作には絡んでこないという事で見ておりません。

新作のポイントを整理してお伝えします。

まずはかつての『ゴーストバスターズ』メンバーの孫の代という事。たしかに30年経過し、時代も変わり、ゴーストバスターズを取り巻く環境だって大きく変わったわけです。劇中にこの30年の変遷がサラッと触れられているのですが、メンバーだって社会的な立ち位置から何まで変化する。そして孫がいても何らおかしくはないんですよ。そんな孫が祖父のDNAを受け継ぎゴースト達と戦うシーンは旧作を見ていたらまるで自分の孫を見る様な目線で彼らを追う事になるでしょう。そんな本作のメガホンを取ったのが旧作の監督アイバン・ライトマンの子息ジェイソン・ライトマン。かつて父が撮り、世界的な大ヒットとなったシリーズを正に父から継承し、手掛けたわけです。それだけに登場するキャラクターへの強い投入感が説得力を生んでるんですよね。つまり本作は30年越しの継承の物語であるとお伝えしておきます。

次にそんなライトマンジュニアが手掛けた『ゴーストバスターズ』が父をオマージュしながら、新たな息吹を吹き込み、魅力を高めていた事。80年代に全世界で流行した同シリーズ。現代的にブラッシュアップさせるという点ではかなりの苦悩があったと思うんですよ。かつてのイメージを崩してもいけないし、自分の色をつけ過ぎてもいけない。結果的に選択したのがコミカルでキャッチーだった父の『ゴーストバスターズ』に対して割とシリアス目にしたところ。オールドファンが見た時にもしかしたら多少の戸惑いはあるかもですが、僕は良い方向に向かったと思います。その答えが次です。

前半部。昔の『ゴーストバスターズ』の様なキャッチーさは陰を潜め、割と重厚な作りになっていました。しかし、それが後半になると全く変わってくる。懐かしいアイテムや車にスーツ更にはマシュマロマンも出るし、遂にかつてのメンバーにもコンタクト。そして身近な人がゴーストに憑依されるとなると『ゴーストバスターズ』の世界そのものなんですね。そんな所へ現れたすっかりお爺ちゃんになったかつてのメンバー達。2014年に他界したハロルド・ライミスを除くメンバー勢揃いはオールドファンは感涙モノでは?それでいてハロルド・ライミスが演じていたイゴンも現れるんです。そして生前わだかまりのあった娘や成長した孫更には確執のあった元メンバーとの交流。ここは泣きました。というのがストーリー内の話しだけでなく、キャスト同士のサイドストーリーもピーターを演じたビル・マーレイとハロルド・ライミスには不仲説が長らくありました。ハロルドが亡くなる直前に和解はしたそうですが、彼への想いがビル・マーレイの演技からも伝わってくる様でこみ上げるものがありました。そう、本作最大の見所ポイント。それは旧作へのリスペクトそしてハロルド・ライミスへの言葉には表せられない無上の愛と敬意と感謝なんですね!正直、『ゴーストバスターズ』でここまで泣くとは思いませんでした。ラストにかけては涙が止まりませんでしたね。

更にエンドロールも見逃せない!旧作を知っていたら間違いなく楽しめる仕掛け的な映像が織り込まれています。更には次回作も?尚、エンドテーマは勿論あの曲です。しかもちゃんと原曲のままというのが嬉しい!いや、現代風にEDM調にするとかラップを入れるとかありそうじゃない?それをせず、オリジナルを使う辺り「わかってるな〜!」と感心しちゃいました。

そんなこんなで個人的には大満足です!

尚、本作鑑賞に当たっては過去作鑑賞は必須とお伝えします!ストーリー単体では所見でも理解は出来ますが、細かい設定とか随所随所の小ネタ等は過去作を見ていないと楽しめないでしょう。

その上での鑑賞を強くオススメします!