きんこんのシネマ放談

映画をこよなく愛するきんこんが鑑賞した映画をズラズラっと紹介していく映画ブログ

MEG ザ・モンスター

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未知の深海で生き延びていた太古の巨大ザメ「メガロドン」に襲われる人々のサバイバルを描いた海洋パニックアクション。「エクスペンダブルズ」「ワイルド・スピード」シリーズなどでおなじみの人気アクション俳優ジェイソン・ステイサムが主演し、「ナショナル・トレジャー」シリーズのジョン・タートルトーブ監督がメガホンをとった。人類未踏とされるマリアナ海溝をさらに超える深海が発見され、沖合に海洋研究所を構えた探査チームが最新の潜水艇で調査に乗り出す。幻想的な未知の生物が生きる深海の世界を発見し、心躍らせる一同だったが、その時、巨大な「何か」が襲いかかってくる。レスキューダイバーのジョナス・テイラーは、深海で身動きがとれなくなった探査チームの救助に向かうが、そこで200万年前に絶滅したとされる、体長23メートル、体重20トンにも及ぶ巨大ザメのメガロドンに遭遇する。
(映画.comより)

予備知識なしでこの映画を観てきましたが、いや~、嫌いじゃないこのB級感。
最近の映画だと『ジオ・ストーム』のイメージに近いのですが、恐怖の対象があり、そしてそれに対峙していく人間達の奮闘を描く作品。
ここで言う恐怖の対象とは古代に絶滅したとされる巨大なサメ・メガロドン通称「MEG 」。
そしてそれにジェイソン・ステイサムらがどの様に向かい合っていくのかが見所となっています。
そして舞台となるのがアメリカではなく中国。
なかなかB級映画感あるでしょう?

かつてスピルバーグは『ジョーズ』という名作を作りました。
サメが襲ってくると言えばあの有名なテーマ曲が頭に浮かんでくる人は多いでしょう。
ジョーズ』は数多くのフォロワー作を生み出し、サメの恐怖を描いた作品の代名詞となっています。

この『MEG 』という作品もかのジョーズに負けじといや、それ以上の迫力でもって画面狭しと暴れまわります。

当初はステイサムらのメンバーがこのメガロドンと戦うのですが、一般人に魔の手が忍び寄ってくるともう大変。
海水浴を楽しむ人々、船上結婚式を挙げる幸せいっぱいなカップルにも容赦なく襲いかかってきます。
そしてそのシーンこそ最も手に汗握りましたね~。
何しろ一ヶ月間に自分も海水浴に行きましたからね~。
記憶に新しすぎて妙にヒヤヒヤしたものですよ。
また、ヒロイン役の中国人の娘に向かい大きな口を開け、襲ってくるメガロドンにも圧倒されます。
そう、予告編で目にしたあのシーンです。
恐怖に襲われる少女と悲鳴。巨大サメの迫力、そして悲鳴を聞き、駆けつける大人達。
さぁ、どんなバトルが展開されるのか?
スリリングな描写に目が離せません。
それにしてもステイサム。
人気シリーズの『ワイルド・スピード』をはじめ、数々のアクション映画に出演してきたのですが、どの作品でもぶれませんねぇ。
今回もステイサム主演と聞いた時点で楽しみにしてましたから。
最強の地球人、ジェイソン・ステイサムに向かい合う巨大サメ・メガロドン
異種格闘技戦の様な好カードには映画ファンならずとも胸が熱くなりますよ~!

そしてB級感の強い作品であれば振り切ったバカさが求められます。(笑)
「うわ~、こいつらアホやな~」て見る人が感じたらそれはその映画の勝ちです(何の勝敗だ・笑)
そこに関しても我らがMEGちゃんは期待を裏切らない!
ステイサムがかっこよすぎて他のキャラクターがところどころでマヌケっぷりをさらすんですよ。
死ぬキャラクターも予測出来るし、「こいつら、こんな事やってたら絶対死ぬで」と思ったら案の定だったり…。
サメ映画あるあるも随所に盛り込まれてるし、B級感もモリモリですし、それでいてステイサムはバッチリ決める!
安定した面白さでした。

また、感動するポイントなんかもしっかり抑えてありまして「愛」とりわけ自己犠牲による愛というものが描かれています。
それは仲間の為に命を賭す愛、家族や子供へ捧げられた愛等々。
ただのパニック映画にとどまらないヒューマンドラマにも目を向けたい作品です。

それからやはり海洋映画ですから海の撮り方は見事でしたね~。
恐怖感もありますが、海を見る事で得られる涼しさもありました。
どうせなら秋口ではなく真夏に公開して欲しかったな~。
オーシャンズ8』の週なんか新作少なかったし、その時とかね。

でも9月だからこそ動員ランキングの1位にもなれたし、順調に興収上がってるのかもしれませんが。

なんて興行の事についてあれやこれや言ってしまいましたが、アクション系やパニック系の洋画が少ないとお嘆きの皆さん、綺麗な海を見ながらサメの恐怖にヒヤヒヤしてみませんか?