きんこんのシネマ放談

映画をこよなく愛するきんこんが鑑賞した映画をズラズラっと紹介していく映画ブログ

マイティー・ソー バトルロイヤル

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マーベルコミックのヒーローが集う「アベンジャーズ」シリーズにも参戦している、クリス・ヘムズワース扮する雷神ソーの活躍を描いた「マイティ・ソー」シリーズ第3作。人工知能ウルトロンとアベンジャーズとの戦いから2年、アスガルドを追放された父オーディンを捜しにニューヨークへやってきたソーだったが、突如として現れた強大な敵ヘラによって宇宙の果ての惑星に飛ばされてしまう。その星で行われていた格闘大会に出場させられたソーは、対戦相手として盟友ハルクと再会。危機を乗り切った2人はヘラを倒すためアスガルドへ向かい、わけありの女戦士ヴァルキリー、そして宿敵であるロキも仲間に加え、チームを組んでヘラに挑むが……。ソー役のヘムズワースのほか、義弟ロキ役のトム・ヒドルストン、父オーディン役のアンソニー・ホプキンスらが続投し、「ドクター・ストレンジ」のベネディクト・カンバーバッチも出演。ヘラ役は、オスカー女優のケイト・ブランシェットが演じている。ニュージーランド出身でコメディアン、俳優、映画監督と幅広く活躍し、「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」で注目されたタイカ・ワイティティがメガホンをとった。
(映画・com より)


担当しているラジオ番組のコーナーと連動して更新しているのですが、今回はコチラ!
『マイティー・ソー バトルロイヤル』です!

実は私、これまでのシリーズ作は見ていなかったので本作鑑賞にあたって過去二作を見て予習、その後『アベンジャーズ』二作を復習し鑑賞にあたりました。

過去二作はニューヨークを舞台に襲撃する敵と戦ってきましたが、本作はソー(クリス・ヘムズワース)の故郷であるアスガルドそして敵キャラ・ヘラによって飛ばされてしまうサカールという惑星が主な舞台となります。

そんな本作ですが、まずふんだんに使われているCGでの映像がキレイ!
二回目を3Dで鑑賞した理由もそこにありましてゲスト的に登場するドクターストレンジ(ベネディクト・カンバーバッヂ)が繰り出す魔術もより立体的で実に見ごたえがありました!

また、本作でも登場するソーの義弟・ロキ(トム・ヒドルストン)。
どこかしらユーモラスでソーと繰り広げる笑いを誘うやり取り。
元々敵キャラでありながら愛すべきキャラでもあり、やっぱり憎めない。
いまやシリーズ通してなくてはならないキャラクターですね。

また、本作での敵キャラとして登場した死の女神・ヘラ。(ケイト・ブランシェット)
一見デビルマンを思わせる様な風貌でありながら何とも美しい‼
ケイト・ブランシェットだからこそハマる妖艶でありながらも滅法強いキャラクターでソーの武器であるムジョルニア(ハンマー)をいとも簡単に破壊してしまうという強さ。
第一作目では土中に埋められたムジョルニアを取る為、トラックにロープを結び強引に取る様試みるもハンマーは取れずトラックの荷台がぶっ飛ぶというシーンがあり、それを知ってるならばかなり衝撃を受ける事でしょう。
そんなヘラですが天海祐希さんが吹替をされてます。
天海さんといえば『ミニオンズ』(2015)でのスカーレット・オーバーキルの名演を思い出しましたが、美しき悪役を演じさせたら右に出る者はいないのでは?と思わせる程のはまり役。
今後も吹替のニーズは高まる女優さんかと思います。

主人公であるソー。
サカールに飛ばされバトルロイヤルへ出場させられてしまうのですが、対戦相手は何とアベンジャーズで共に戦うあのハルクです。
ハルクが対戦相手とわかった時のテンションの高まりが何となく微笑ましかったりもします。
そんなソーですが、戦闘シーンに入るとやはり強い‼
冒頭鎖に繋がれたソーが鎖を解き、ザコキャラをバサバサとなぎ倒していく時のアクションシーンは高揚感をいやがおうにも高めてくれます!
今回はトレードマークだった長髪もバッサリ切り短くなるのですが、男前ですな~!
女性ファン必見ですよ(笑)
ちなみにこの短髪はクリス・ヘムズワース自らの提案だそうです。
これまでからの変化を求めてという事みたいですよ。

また、本作で使用される音楽も私好みでもありまして前述の冒頭でのソー無双シーンではレッド・ツェッペリンの『移民の唄』。
また、随所に散りばめられた80sっぽさも印象的でしてピコピコしたテクノポップが使われていたりハルクへ変身するブルース・バナーが着用しているTシャツがデュラン・デュランのアルバムのジャケットであったりとか。
作り手の80sオマージュに思わずニヤリとさせられてしまいます。

エンドロール後にも思わぬ映像が。
ソーとハルクが戦わせられるバトルロイヤルを支配する胡散臭いグランドマスターが途中から姿を消してしまいます。
「あれ?どこに行ったの?」と思ったら意外なところから登場。
案外次作あるいは来春公開の『アベンジャーズ』最新作への引きだったりして?


と今後の展開を期待させる演出も見逃せない『マイティー・ソー バトルロイヤル』
オススメですよ!