ロバート・デ・二ーロとアン・ハサウェイの共演も話題になった2015年のヒューマンドラマ。
以前は一般企業で定年となる60~65歳くらいだとめっちゃおじいちゃんてイメージありませんでした?
70ともなると長老ですよ、仙人みたいな白髭をたくわえたイメージですよ(笑)
それが今や60、70なんてまだまだ現役ですよ。
「おじいちゃん」というより「おっちゃん」。
下手したら54歳の波平さんの方がよっぽどおじいちゃんっぽいよ。
社会全体でも元気なおじいちゃんいや、おっちゃん達に活躍の場を与え続けて再雇用をする会社が日本のみならず海外でもゴロゴロある様でして今回はそんな現役バリバリのおじいちゃんと若き女社長の仕事を通した心の交流を描いた作品です。
70歳のベンは定年後、旅行に出掛けたり自分の趣味に没頭したりと悠々自適な生活を送っていました。
しかし、妻の死を機に一転。
再び社会の一員としてショッピングサイト運営会社にインターンとして配属される事になります。
その会社を経営するのは若き女社長のジュールズ。
ベンはジュールズのアシスタントを担当する事になるのですが、自分の父親の様な年齢のベンにジュールズは当初疎ましさを感じます…。
今作でベンを演じたのはロバート・デ・二ーロ。
元印刷会社の営業部長でカジュアルスタイルのオフィス内でもスーツを着込む古き良き仕事人間。
一方、女社長ジュールズを演じるのは『プラダを着た悪魔』や『アリス・イン・ワンダーランド』の白の女王でお馴染みのアン・ハサウェイ。
『プラダ…』でメリル・ストリープにみっちり鍛えられたアンもここではバリバリの実業家です。
年の離れた上司と部下の関係を描いた本作。
ベンとジュールズもですが、個人的にはベンと若い社員との交流が印象的でした。
仕事の飲み込みも早く真面目な性格。その反面若い社員の話しにも真摯に耳を傾け、恋愛相談にのってあげたりもする。
『オーシャンズ』シリーズさながらの窃盗劇も繰り広げられるのですが(そのシーンの是非はさておき)司令塔として的確な指示を与えます。
正直アンよりもデニーロの方が理想の上司っぽくもありますが、若い社員達からも支持を集める好人物なのです。
また、やり手の女社長も時にはもろくなるもの。
ジュールズの心に寄り添う様に「君の思う様にやればいいのさ」と諭すベンにジュールズも一人の女になるのでした。
それが二人で出掛けた出張先では同じベッドでこれまでの生い立ちやらプライベートな話をし出すもんだからそのままベッドインかと思いましたよ。(その展開だったらこの映画の評価がた落ちでしたけどそこはまぁセーフという事で・笑)
まぁ敢えてのツッコミをするならば
当初、ジュールズは自転車で出勤して乗り回すという自由な社風イメージを強調してたのですが、後半すっかりチャリが出なくなりましたよね。
ベンの運転する車に乗りたいから(前の運転手が酷すぎたし)チャリ通勤やめちゃったって事でいいのかな?
後、ジュールズ。ベッドのくだりで落ちそうになっただろ?怒らないから正直に言いなさい(笑)
んで、ジュールズの一人娘のお嬢ちゃん。
すっかりベンおじいちゃんになついちゃってたけど…このおじちゃんメチャクチャワルやったんやでぇ。
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