きんこんのシネマ放談

映画をこよなく愛するきんこんが鑑賞した映画をズラズラっと紹介していく映画ブログ

劇場版コンフィデンスマンJP プリンセス編

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長澤まさみ東出昌大小日向文世が共演した人気テレビドラマ「コンフィデンスマンJP」の劇場版第2弾。世界有数の大富豪フウ家の当主レイモンドが他界した。10兆円とも言われる遺産をめぐりブリジット、クリストファー、アンドリューの3姉弟が火花を散らすが、執事トニーが相続人として発表したのは、誰もその存在を知らない隠し子ミシェルだった。世界中からミシェルを名乗る詐欺師たちが“伝説の島”ランカウイ島に集結する中、ダー子、ボクちゃん、リチャードの3人もフウ家に入り込み、華麗かつ大胆にコンゲームを仕かけるが……。共演には、劇場版前作「ロマンス編」の竹内結子三浦春馬、テレビドラマ版の広末涼子江口洋介らシリーズでおなじみのキャストに加え、「町田くんの世界」の関水渚、「アクシデンタル・スパイ」のビビアン・スー、「GENERATIONS from EXILE TRIBE」「EXILE」の白濱亜嵐らが新たに参加。
(映画.comより)

はい、やってきました、今回は昨年ロマンス編が大ヒットした『コンフィデンスマンJP』の最新作プリンセス編です。
先週の『今日から俺は!!』に続くドラマ映画となりますが、この『コンフィデンスマンJP』に関してはただのドラマ映画だとなめてはいけない!
脚本の妙と言いましょうか、とにかく見ているこちらを徹底的に騙しにかかるそのストーリーの運びこそがドラマ時代から最高に楽しませてくれるわけでして、去年のロマンス編はシリーズ所見ながら鑑賞し、すっかりドハマりし、それ以来ドラマの方も全てチェックしたというそんなワタクシでございます(^^)
で、一年振りに公開となったこのプリンセス編。
ご存知の様に元々はゴールデンウィークに公開が予定されていましたが、やはり新型コロナウイルスの関係で公開延期。
7月23日に公開となりました。
で、前作を見てすっかり『コンフィデンスマンJP』の虜となった僕は公開初日に見て、既に二回鑑賞しております。

前作に続いての海外ロケによる劇場版。
今年の夏は旅行への足が憚れる中、リゾート気分に浸れる映像を楽しむ事が出来ます。
そしてダー子、ボクちゃん、リチャードの面々を見ると待ってました!なんて気持ちにさせてくれる。
あ、ボクちゃんのプライベートに関してはここでは一切触れません、あしからず。

そして前作のロマンス編やドラマシリーズで見た顔触れに加え、今作からの豪華俳優陣が顔を揃え、騙し合いのコンゲームが展開されていくわけです。

その中で光っていたのは関水渚さんでしょうか。
町田くんの世界』は末見なので、彼女を知ったのは『カイジ ファイナル・ゲーム』からなのですが、『カイジ』での天真爛漫ぶりと打って代わり、徹底的に虐げられる中、ダー子に拾われ、彼女らと行動を共にしていく中で自らも成長していくそして綺麗になっていくという展開。
割とベタなシンデレラストーリーではあるんですが、彼女の演技も相まってこちらも応援したくなるし、何より幸せになっていくその過程に心が救われるんですね。
そしてただ、彼女のシンデレラストーリーに終始させるだけではなく、しっかりと見ているこちらをうまく騙してくれるんですよね。
その辺り本作における最大のチェックポイントだと断言しておきましょう!

そして本作公開前に亡くなった三浦春馬さんですね。
三浦さんの死は深い衝撃と悲しみを日本中に与えました。
前作ロマンス編で結婚詐欺師・ジェシーとして颯爽と現れたわけですが、本作でも続投。
色気たっぷりでダー子と繰り広げるコミカルなやり取りなんかを見ると確実にスクリーンの中では三浦春馬が生きている。
笑いを伴うシーンなのに同時に深い悲しみが襲ってきます。
ファンの方はジェシーが登場するシーン直視出来なかったかもしれませんよね。

で、この『コンフィデンスマンJPプリンセス編』。
こんなところにも俺は騙されたなんて思いましたが、これまでの笑いとスリルを伴うコンゲーム合戦だけじゃなく、泣き要素がとにかく強いんですよ。
ドラマ版やロマンス編を見て来た人は「えっ?泣けるの?」なんてお思いでしょう。
何なら古沢良太脚本・監督作でも泣き要素の強いイメージはあまりないのですが、本作は臆面なく我々を泣かせにきますよ(笑)
キーマンになるのが前述の関水渚ちゃんなのですが、彼女が本作では全てを持っていったくらいの強い印象を与えてくれますよ!
ぶっちゃけ俺、戸惑ったもんね。
「あれ、今泣いていい?」みたいに(笑)
すると周りからすすり泣く声が聞こえてきましてね。
そこからは誰にはばかる事なく僕もしくしくと。
正直、騙されたぞ~!泣き映画やったんか~い!!

それから久しぶりにお見かけしたビビアン・スーさん。
ブラックビスケッツ世代ですからビビアンと言えばそのイメージで止まってるんですが、何とも妖艶な女性になってましたね~!
性悪なお嬢様を演じてましたが、ハマってましたね。
ちなみに余談ですが、ビビアンの話題が出たのでひとつ。
『タイミング』のビビアンソロヴァージョン聴いた事ありますか?
大人になったビビアンの雰囲気が原曲をより引き立たせてますよ♪

後、コメディリリーフとしてのデヴィ夫人には笑わせて頂きましたww
その他Gackt柴田恭兵等々よく集めたな~という豪華な面々の登場シーンにはいちいち引き付けられます!

笑いはもちろん、涙要素もたっぷり、そしてラストのネタ明かしパートも含めて楽しめる事間違いなしな『コンフィデンスマンJPプリンセス編』是非劇場でチェックしてみて下さい!