きんこんのシネマ放談

映画をこよなく愛するきんこんが鑑賞した映画をズラズラっと紹介していく映画ブログ

平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER

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平成仮面ライダーが共闘する劇場版「仮面ライダー平成ジェネレーションズ」の第3弾。2000年に放送を開始した平成仮面ライダーシリーズの1作目「仮面ライダークウガ」から、18年9月に放送開始し、平成最後のライダーとなる20作目「仮面ライダージオウ」まで、歴代の平成ライダーが結集する。仮面ライダージオウこと常磐ソウゴと仮面ライダービルドこと桐生戦兎の世界で、それぞれ仲間たちが次々と記憶を失っていく異変が発生していた。そんな2人の前に、すべての歴史を消し去さろうと企むスーパータイムジャッカーのティードが現れる。ティードはアナザー電王とアナザーWという強力な手先を差し向け、シンゴという少年を追っていた。シンゴを守る戦いの中で、ソウゴは仮面ライダー好きの青年アタルに出会うが、一方の戦兎は、ティードに洗脳されて操られてしまい……。
(映画.comより)

「平成最後の~」と何かにつけて言われるこの頃ですが、平成最後の仮面ライダー映画そして平成ライダーとなり、20作目の記念作です。
思えば2016年、TOHOシネマズでフリーパスを入手した事で毎年年末に見る様になった仮面ライダーの劇場版。
今回は例年より公開が遅かった為、1月9日にようやく鑑賞を踏み切るに至りました。

いや~、 さすが記念作!そして平成最後の劇場版とあって力が入ってる!
まず何と言ってもバトルシーンに迫力があるので見ていて力が入ります!
そしてやはり歴代のライダーが揃うシーンなんかは圧巻ですね!
これは以前プリキュアを扱った際にも言いましたが、長く続くシリーズ物ともなるとそのシリーズを作ってきた様々なキャラクターがいるわけてす。
特に強い愛着を持つキャラクターも当然人によって色々ですし、親子二代でそのシリーズを見てきたなんて事も珍しくありません。
その点今作においてのそのニーズへの対応力は何ともはんぱない!

歴代の平成ライダー達がこれでもかと出てくる!
平成ライダー弱者の自分にとっては「へ~、こんなライダーが居たのか~」なんて興味深く見ておりました!
そして仮面ライダーと言えば若手俳優の登竜門とも言えるシリーズでもありますが、今作には今や超売れっ子の人気俳優となった彼が登場します!
劇場によっては登場した瞬間、どよめきがあったなんて言いますが、貫禄ありますよ!
そういえば前作では福士蒼汰くんがフォーゼとして登場。
「宇宙キタ~‼‼」と惜しげもなくアクションをしてくれてましたけど、こういう人は好感持てますよね。
ファンも嬉しいんじゃないでしょうか。

さて、本作のストーリーですが、パラレルワールドと言うのでしょうか。
ふたつの世界で展開されます。
ひとつはライダー達のいる世界。
もうひとつはライダー達はあくまで架空の存在でテレビの中で活躍していると認識される世界。
つまり今僕達の居る世界です。
更に初代の平成ライダーが世に出る前の2000年1月までタイムスリップするという時空操作の要素まで含まれるというドラえもん映画も顔負けのSF的展開まで出てくるというなかなかボリュームのある内容となっています。
現在、18歳の少年がライダーと共に自分の出生の謎に迫るというミステリー要素まであるし、はっきり言ってストーリー的には大人の方が楽しめるのでは?

しかし、ライダーが現れればそこはいつもの特撮アクションに変わるわけでして、そこは大人・子供関係なくアガル構造です。
そして歴代のライダーが戦うシーンでは皆でライダーを応援するという描写が見られるのですが、世代によっての贔屓ライダーが如実に反映されていて面白い!
大人はやはり初期のライダーに思い入れがあるし、子供はもちろん最近のライダーを応援する。
前述のプリキュアも然りですが、こういうコンテンツを持つ東映の強みですよね!
単なる子供向け映画に終始させないサービス精神が感じられ、胸が熱くなります!
そしてそれだけでは終わらないのがエンディングの曲です。
歴代ライダーのテーマ曲をリミックスしてメドレーで流す。
いや、去年のもそうでしたが、毎回このエンディングへの強いこだわりを感じられます。
思い入れの強い人ほどエモいでしょうね!

見終わった後、爽快感が漂っていたのは今作もまた然り。
やはり仮面ライダーは偉大であると感じた次第です。