きんこんのシネマ放談

映画をこよなく愛するきんこんが鑑賞した映画をズラズラっと紹介していく映画ブログ

ミッション:インポッシブル/フォールアウト

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トム・クルーズ主演の人気スパイアクション「ミッション:インポッシブル」シリーズ第6作。盗まれた3つのプルトニウムを回収するミッションについていたイーサン・ハントと仲間たちだったが、回収目前で何者かによりプルトニウムを奪われてしまう。事件の裏には、秘密組織「シンジケート」の残党が結成した「アポストル」が関与しており、手がかりはジョン・ラークという名の男だった。ラークが接触するという謎めいた女、ホワイト・ウィドウに近づく作戦を立てるイーサンとIMFだったが、イーサンの動きに不信感を抱くCIAが、監視役として敏腕エージェントのウォーカーを送り込んでくる。イーサンは疑惑の目を向けるウォーカーを同行しながら、ミッションを遂行するのだが……。シリーズを通してさまざまなスタントに挑んできたクルーズが、今作でも、ヘリコプターを自ら操縦してアクロバット飛行にも挑戦するなど、数々の危険なスタントをこなした。前作に続いてクリストファー・マッカリーがメガホンをとり、シリーズで初めて2作連続の監督を務めた。共演はシリーズおなじみのサイモン・ペッグ、ビング・レイムス、前作から続けて登場するレベッカ・ファーガソンのほか、ウォーカー役で「マン・オブ・スティール」のヘンリー・カビルが初参戦した。
(映画.comより)

はい、のっけから言っちゃいます。
内容覚えていません(笑)
いや、正確に言えばあまりにすご過ぎてストーリーの内容が頭に入っていないと言うべきかもしれません。
それもそのハズでして、本作は第一にアクションありきで製作され、脚本云々に関しては撮影が始まってからちょいちょい付け足して付け足してそして出来上がったという事なんです。
今サラリと言いましたが、それっと凄くないですか?
いや、凄いなんてものではない。
ヤバイですよ、ヤバイ!!

そもそもトム・クルーズ程のキャリアともなると体を張ったアクションなんてする必要ないんですよ。
いや、それどころか周囲からストップが入るところです。
「トムさん、無理っす!無茶っすよ~!」なんて。
しかし、今のトムは誰も止める事なんて出来ない。
何故なら本作のプロデューサーは他ならぬトム・クルーズ本人だから!
トム総指揮の元、「俺がやるんだ!」とトムが言えば周囲はそれに従わざるを得ないのです。

それにしてもトム・クルーズ
御年56歳。
ひと昔前であれば定年前ですよ。
ちなみに波平さんより二つ年上です(笑)
しかし、そんな年齢を感じさせないどころ若い俳優でもこんなの無理だろ?てなアクションをひょいとこなす。
ただ、流石に今回は無理もあった様で撮影中に大怪我を負うというニュースが入りました。
しかし、全治9ヵ月と診断されながらも僅か数週間で撮影にカムバックするという超人ぶり。
トムさん、あんた本当に人間かよ??
そしてトムが骨折した後のショットもそのまま作中に盛り込んでます。
よく迫真の演技なんて耳にしますが、これは迫真ではありません。
マジです(笑)

パリの街を舞台にビルからビルをジャンプする、ノーヘルで繰り広げるスリリングなバイクチェイスをするトム、地上から飛行するヘリコプターに乗り込むトム。
クラブに潜入捜査するだけなのに豪快にスカイダイビング(笑)
他にも一般的なアクション映画であればウリになる様な派手なスタントがてんこ盛りです!
いや、そもそも作中ではトム・クルーズではなくイーサン・ハントなんですよ。
しかし、もはやトム・クルーズというアクション俳優のドキュメンタリー映画として見てましたよ。
「トム、スカイダイビングに挑戦」みたいなね(笑)
よくアクションスターとの比較でジャッキー・チェンの名前を出す人がいますが、本作を見ればジャッキーも真っ青ではないでしょうか。
トムの魅力を余す所なく詰め込んでますからもちろんオヤクソクのトム走りを楽しめます(笑)

はっきり言います!
この映画はポップコーン食いながら見るんじゃない!
きちんと瞼をかっ開いてしっかりと目に焼き付けなさい!
でないと後悔するよ!

すいません、つい熱くなりました(笑)
そもそもこのシリーズ。
元々は1966年~1973年に放映されたTV シリーズが元ですよね?
当時はこんな豪快で派手でそれでいて死と隣り合わせのスリリングなアクション映画になるなんて誰が考えていた事でしょうかね。
いや、そもそもこの『ミッション~』のシリーズ初期だって決してそこまで派手な事はやらかしていない。
あくまで『スパイ大作戦』という下敷きがある上で、当代随一のアクションスタートム・クルーズのスパイアクションというオリジナリティを追及していたものですが、いつしか常人の域を脱したトム・クルーズのスタントなしのド派手なアクションが本シリーズ最大のウリとなっていった感があります。
とりわけ4作目からその傾向が強まり、本作でその頂点に達したかの様な感はありますね。

ストーリーについて言えば覚えていないなんて言いましたが、厳密に言えば非常にシンプル…というかよくある設定です。
これでアクションが平坦なものであれば毒にも薬にもならないつまらない物になっていたと思います。

だからこそアクションの頑張りが半端ない!
そしてそのアクションだけでご飯何杯でも食べれるボリューム!
だから是非食べに行って下さい!
味は保証しまっせ!

ただ、映画は脚本重視、ストーリーが大事なんや~という人にはオススメはしにくいかも?

派手なアクションを大画面で堪能したいという人ならば四の五の言わず見に行って下さい!
劇場で見てこその作品だと思いますよ。