きんこんのシネマ放談

映画をこよなく愛するきんこんが鑑賞した映画をズラズラっと紹介していく映画ブログ

ガールズ&パンツァー 劇場版

f:id:shimatte60:20171004161223j:plain

まず前提としてお伝えしておきますが、私はいわゆる萌え系アニメに関しては全く知識を有さないいわゆる門外漢です。
しかし、劇場公開作はいち映画として鑑賞するという習慣があり、この『ガルパン』も例外ではありません。
あくまでそんな私の視点から見た『ガールズ&パンツァー』であるという事をご理解した上でお読み頂ければ幸いです。

ガルパン』の熱狂的人気というのはいち映画ファンとしてもよく耳にしました。興行収入25億という数字面でも物語っていると思います。
そこで『ガルパン』とは何ぞや?と止まらない好奇心から遅ればせながら先日初めてガルパンなるものに接してみた次第です。(そういえば『けいおん!』も『ラブライブ!』もこういう経緯で接して参りました。)

さて、何の予備知識もなく初めて『ガルパン』を鑑賞した印象ですが、


何じゃこりゃ~!

松田優作ならずとも衝撃的でした!
女の子が戦車に乗ってひたすら砲撃を続ける。しかも舞台は日本の商店街と思われる様な平和な街中で。
しかもそれが前半の20分ひたすら続きますからね、てっきり二時間延々とこの展開かな?と思いましたよ。
しかし、温泉に入るシーンに変わりどうやらこの一連の流れはエキシビションとの事。
ここでようやくこの作品は戦車道といういわば剣道や柔道等の競技を題材にしてるものと理解しました。
そこからは視点を変え、なるほどこれは『ちはやふる』を鑑賞するスタンスで見れば良いのかなと自己解釈に至るのです。

とはいえ戦車を街中でぶっ放す部活なんて現実にはあり得ない話しなんですよ。
それも街中を破壊するわけですからね。
あくまでバーチャルな世界であって、おいおいなんて突っ込んだ者負け、そんな行為そのものが野暮なんです。
日本の茨城県大洗では今日も少女達が戦車に乗って過激に防弾を放っている。その視点で作品に接するか否かでガルパンの満足度はぐっと変わってくると思います。

ガルパン所見で圧倒されたのはやはり銃撃シーンですね。
実際の戦場さながらの戦術も取り入れられたりするのでリアリティもとことん追及している。
実在の戦車も使われているのでミリタリーマニアにしてみたらたまらないんでしょうね。
『マッドマックス 怒りのデスロード』を引き合いに出す声もある様ですが、これは劇場で見たかったな~なんて今更の後悔。

その一方で、しっかり学園モノ要素もしっかりあったりします。学校の廃校か存続かを賭けて試合に挑むとかね。

それにしても登場人物多いわ~、そこはきちんとTVシリーズも見ろて事なのかもしりませんが。
でもハマる人の気持ちはよ~くわかりました。

ガルパン所見でひたすら圧倒されてしまったワタクシ。
ツッコむのは野暮ですよね、ツッコんだ者負けですよね、でも…あえて…あえて突っ込ませて下さい。箇条書きでどうかお許し下さい。

・城の石垣等史跡を壊すな~
・街中で戦車ぶっ放して死人は出ねぇのかよ!
・お店やら街を破壊されてんのによく試合を観戦する余裕があるな、地元の人よ。
・そもそも戦車購入費どこから出てんだよ!
・存続か廃校か試合の勝敗で決めるくらいなら存続でよくね?

もちろん掘り下げません。『王様の耳はロバの耳』みたいなものです。ためこみ続けたら苦しいので一気に吐き出すみたいな。
それはさておきボコられ熊のボコが可愛い!!
ぶっちゃけ登場する女の子よりも萌えたぞ、オレ(笑)

ガルパン』の劇場版新作は12月に公開される様ですね。

ガルパンはいいぞ